家庭菜園で土作りを始める時、堆肥は何を使えばいいのか?肥料は何を使えばいいのか?と悩んでいませんか?
色んなサイトで堆肥や肥料の説明が丁寧に書いてありますが、種類が多くて、結局自分は何を使えばいいの?となり、判断が難しいところです。
しかし、この記事で紹介することだけ覚えておけば、誰でも迷うことなく土作りができるようになります。
私もこの土作りを知ってからは毎年の土作りで迷うことはなくなりました。
この記事では、土作りのポイントを3つ紹介します。
しっかりとポイントを抑えれば、ホームセンターの肥料売り場で何十分も迷うこともなくなりますよ。
土作りに欠かせない3つのポイント
土作りで大事なのは『土壌改良』『施肥(せひ)』『酸度調整』です。
少し難しい名前が並びましたが、人間にとっての『衣』『食』『住』のようなものと覚えてください。
人間が生きるためにこの3つが必要なように、野菜にとっても『土壌改良』『施肥(せひ)』『酸度調整』の3つが必要になります。
これら1つが欠けても野菜の成長に影響します。
実際に私がこれらを意識して土作りをしたところ、安定した成長と収穫量を維持できるようになりました。
土壌は野菜にとって『衣』
野菜にとって理想的な土壌は、「保水性」「水はけ」「通気性」にすぐれた土壌です。
人間が着る服も、汗をよく吸って、乾きやすく、通気性が良い服は着心地がいいですよね。
土壌は野菜にとって『衣服』のようなものです。
理想的な土壌を目指すため、畑の土壌性質によって堆肥を使い分けましょう。
自分の畑の土壌性質の見分け方は↓こちらの記事を参考にしてください。
肥料は野菜にとって『食』
野菜が育つには肥料が必要です。
人間が食べ物から栄養を得て、成長するのと同じで、野菜も土壌の肥料から栄養を得て成長します。
そう、肥料は野菜にとっての『食事』なのです。
中でも大事なのが「窒素(ちっそ)」「リン酸」「カリウム」の3大養素です。
このバランスを考えて施肥(せひ:肥料を与えること)をするのが難しいのですが、元々土壌に存在する要素を知るには土壌診断が必要なのでハードルが高いです。
そこでオススメするのが発酵鶏糞です。
発酵鶏糞は3大要素がバランスよく含まれている肥料です。
堆肥として扱われることもありますが、要素バランスが良いので肥料としても使われます。
バランスを考えるのが難しいのであれば最初からバランスのいい肥料を使おう!というわけです。
どうしても土壌診断をしたい方はこちらのキットで土壌の「窒素(ちっそ)」「リン酸」「カリウム」が測定できます↓
土壌酸度は野菜にとって『住』
土壌には酸性とアルカリ性があります。
理科の実験でやったリトマス試験紙や紫キャベツ液で測るあれですね。
当時は何のために使うのか疑問でしたがこんなところで使うとこがきましたね
人間に適した住環境があるように、野菜には種類によって好む酸度があります。
異常に暑かったり、寒かったりするところでは人間が生きていけないように、野菜も極端な酸性やアルカリ性では生きていけず、多くの野菜が弱酸性という住環境を好みます。(野菜によって差はあります)
いわば土壌酸度は野菜にとって『住居』のようなものというわけです。
土壌は野菜が好む弱酸性にすることがもとめられるますが、日本では酸性雨が降るため、土壌は放っておくとどんどん酸性になっていきます。
ですので、酸性になった土壌にアルカリ性である石灰(苦土石灰)を混ぜて弱酸性に寄せる必要があります。
発酵鶏糞を使った場合は苦土石灰は少なめにしましょう
土壌の酸度は場所や過去の菜園状況によって大きく変わりますので、酸度計を1つ持っておくと便利です。
まとめ
いかがでしたか。
土作りでは土壌(衣)・肥料(食)・酸度(住)を意識してあげると野菜に適した土作りができるようになります。
また、それぞれ目安をまとめると以下のようになります。
※ お気に入り登録かスクショを取っておいてください!コピペもオッケーです!
これだけ覚えておけば毎年ホームセンターで悩むこともなくなりますね。
それぞれ畑になじむまで1~2週間かかるので、それまでは植え付けは控えるようにしましょう。
コメント