これから家庭菜園を始める方、何を育てるか悩んでいませんか?
せっかく育てるからには失敗はしたくないですし、しっかりと収穫までを楽しみたいですよね。
今回は今まで家庭菜園で30種類以上の野菜を育ててきた私が、失敗しない野菜選びのポイントと家庭菜園初心者におすすめの野菜を厳選して紹介いたします。
この記事を読んで楽しい菜園ライフを過ごしてください。
成功の秘訣は「はやい!」「やすい!」「うまい!」
家庭菜園を成功させるポイントはいくつかあります。
もちろん人によって楽しみ方はそれぞれで構わないと思いますが、大事なのは以下3つのポイントです。
『はやい!』 はやく収穫できること
『やすい!』 たくさん収穫できてお得であること
『うまい!』 おいしい野菜を育てること
某牛丼屋のキャッチコピーみたいですが、家庭菜園においてもこれが大事になります。
『はやい!』 収穫の喜びを早く感じる
当然ですが野菜を育てるには時間がかかります。
4カ月5カ月は当たり前ですが、生育期間が長いものだと8カ月9カ月かかるものもありますし、中には1年目は収穫できないアスパラガスのような野菜もあります。
家庭菜園を始めたものの、収穫できるのは来年、となるとモチベーションも続かないですよね。
早く収穫できる野菜を育てると、短い期間で収穫の喜びを感じられます。
ですので、特に初心者の方はなるべく生育期間の短いものを選ぶことをオススメします。
中には早生(わせ)や極早生(ごくわせ)といって、同じ野菜の中でもさらに期間を短く育てられる品種もありますので覚えておいてください。
『やすい!』 お得が一番
次のポイントは収穫量が多いことです。
たくさん収穫して親戚やご近所さんにお裾分け、なんてことは最近はあまりないのかもしれませんが、多く収穫できるにこしたことはありません。
また、長く収穫できる野菜を選ぶことで、しばらくはその野菜をスーパーで買う必要がなくなり、家庭菜園を楽しみながらお得感を味わうこともできます。
お得感があることも家庭菜園が楽しい理由の1つだと思いますのでぜひ大事にしていきましょう。
『うまい!』 最大のメリットは「鮮度」!
家庭菜園最大のメリットがこれかもしれません。
野菜はとにかく鮮度が命です。
「産地直送」なんて売り文句もありますが、なんといっても家庭菜園は「畑直送」でしかもすぐに口へ運ばれるのです。
運搬や保存技術が発達した現代においても、鮮度という意味ではスーパーの野菜も家庭菜園にはかないません。
鮮度が落ちやすいと言われている野菜を家庭菜園で育てるのはメリットを1番享受できるのでオススメです。
「はやい!」「やすい!」「うまい!」を基準に野菜選びをしましょう
続いてこの「はやい!」「やすい!」「うまい!」を実現してくれる野菜を紹介します!
オススメ野菜(1) キュウリ
キュウリ
はやい ★★★★★
やすい ★★★★☆
うまい ★★★★★
家庭菜園の王道中の王道です。
成長も早いですし、2株くらい植えておけば収穫期には毎日食べられます。
また、開始時期をずらすことで収穫を長く楽しむことができます。
最初の種まきから2,3週間空けて別の株を育ててみてください。
キュウリはその95%が水分と言われていますが、表面のとげとげが折れるとそこから水分が抜けていきます。
収穫後に即食べられるという家庭菜園でのメリットを生かし、シャキシャキのみずみずしいキュウリを堪能できます。
オススメ野菜(2) ミニトマト
ミニトマト
はやい ★★★★☆
やすい ★★★★★
うまい ★★★★☆
こちらも家庭菜園の王道。
ミニトマトの良さは何といってもその収穫量です。
株が大きく育つと鈴なりに実がなって1株で1日に50個以上収穫できることもあります。
大玉トマトではなくミニトマトを選んだのは、大玉トマトは実割れを起こすことが多く、初心者にはやや難しいからです。
最近はミニトマトの種類が非常に多く、色や形、味の違うミニトマトの品種がありますので、楽しみの多い野菜です。
オススメ野菜(3) ナス
ナス
はやい ★★★☆☆
やすい ★★★★★
うまい ★★★★☆
ナスもミニトマト同様たくさんの収穫が見込めます。
また、種類も豊富で色んな料理に使えるため、たくさん収穫しても消費に困ることがありません。
焼いても、煮てもおいしいですし、漬物にもできます。
私は去年ステーキナスという品種を育てたのですが、非常においしくて家族にも大好評でした。
実も1つでボリュームがあるので育てがいもあります。
ただし、ナスは種から育てると時間がかかるので苗を購入することをオススメします。
オススメ野菜(4) トウモロコシ
トウモロコシ
はやい ★★★☆☆
やすい ★☆☆☆☆
うまい ★★★★★★★★
トウモロコシに関しては、1株で1~2個しかならないため、場所の限られる家庭菜園では収量は見込めません。
基本的にはアメリカなどの広い土地で作られる野菜です。
ただ、私がオススメした理由は鮮度にあります。
トウモロコシは「お湯を沸騰させてから畑に行け」と言われるくらい鮮度が落ちやすい野菜です。
つまり家庭菜園の一番のメリットである鮮度の恩恵をもっとも得られる野菜なのです。
私も初めてトウモロコシを育てたときは衝撃を受けました。
最初は「あ~あ、こんなにスペースを使うのに1個しか取れないのか~」と思っていましたが食べてみて仰天!
1粒ずつプチプチとはじける食感と口に広がる甘みで虜になってしまいました。
その年からトウモロコシは毎年育てています。
ぜひ収穫したてのトウモロコシの味を堪能してみていただきたいです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
家庭菜園初心者の方は今回の記事を参考に「キュウリ」「ミニトマト」「ナス」「トウモロコシ」を育ててみてください。
また、最近育ててないな~という方もぜひこれらの野菜の魅力を再度見つめなおしていただき、また育ててみてください。
家庭菜園が楽しめること間違いなしです!
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