冬明けが近くなってくると、種まきの準備に取り掛かる方もいらっしゃるかと思いますが、いつから菜園を始めるべきか悩んでいませんか?
特に家庭菜園初心者の方は悩みますよね。
実は冬から春にかけて、菜園を開始するタイミングを簡単に見極める基準があります。
私は毎年この基準で菜園を開始しているため、特に迷うこともなく、理想のスケジュールで野菜を育てることができています。
この記事では、菜園開始のタイミングを見極める2つの判断基準を紹介いたします。
簡単なポイントですので、しっかりと覚えて毎年の菜園開始時期に迷うことをなくし、無駄がなくより楽しい菜園生活が送りましょう。
冬明け、最初に植えるのはジャガイモ?
冬明け後に家庭菜園で最初に植える野菜の定番となっているのがジャガイモです。
ジャガイモは雨によって保存性が悪くなることがあるので、梅雨入り前に収穫を完了させたい野菜です。
ジャガイモを梅雨入り前に収穫するにはなるべく早い時期に種イモを植えることが非常に大事になってくるわけです。
つまりジャガイモを植える時期が菜園の開始時期ということになります。
では、ジャガイモの種イモを植える時期を見極めるにはどうすればよいでしょうか。
それには2つの判断ポイントがあります。
発芽の天敵『霜』
1つ目のポイントは、明け方の畑に『霜が下りていないか』です。
霜はジャガイモに関わらず多くの野菜の発芽に悪影響を及ぼします。
中には霜で甘みが増すような野菜もありますが、発芽時は基本的には霜は避けた方が良いでしょう。
冬明けが近づいてくると日中の気温が暖かくなることもありますが、朝方は冷え込む時期もありますよね。
朝方に畑に出たときに霜が下りていたらまだ菜園を始めるには早いと判断してください。
発芽時に霜が下りると霜によって芽の組織が凍って、株が痛んでしまいます。
私はこの判断ポイントを知ってから、霜によって株が痛むことがなくなり、種のまき直しがなくなりました。
菜園の温度管理をするならスマホで気温の推移が見れる温度計が便利です。
梅の開花が開始の合図?
2つ目は『梅の花が咲いたか』というポイントです。
「梅の花?」と疑問に思うかもしれませんが、昔から農家の方は「梅が咲いたらジャガイモを植える」と言って、梅の開花をジャガイモを植える基準にしていたようです。
気象環境はその土地によってかなり異なりますので〇月になったら種を植えましょう。と決めるのは難しいです。
そこでその土地に生えている他の植物の状況を見て時期を判断しようということです。これは非常に理にかなっています。
家の近くに梅の木があればお散歩がてら見に行くのも良いですし、SNSで自分の地域の写真を検索するのもいいでしょう。
私は庭に梅の木を植えています
まとめ
家庭菜園でありがちなのが、冬が明けてもいつから始めたらいいかわからず「だんだんあったかくなってきたから」とあいまいな基準で「そろそろ始めるか―」と始めるパターンです。
パパも最初はそうだったよね!
・・・
でも『霜が下りていないか』『梅の花が咲いたか』この2点に注目するだけで、毎年の菜園開始時期に迷わなくなります。
こちらの方法は実用的なものですが、私は何より「梅が咲いたら菜園を始める」ということに風情を感じます。
この風情を楽しむために、私は庭に梅の木を植えて、毎年の開花時期を楽しみに待っています。
菜園をしている方は2月頃から梅の木に注目してみましょう。
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