野菜を育てる際に、種から育てる方は多いと思いますが、種まきのやり方で悩む方は多いのではないでしょうか？
種まきの方法は「点まき」「すじまき」「ばらまき」と大きく３つの方法があります。
育てる野菜によって適したまき方があり、色んなサイトで公開されています。
しかし、種まきはこうしなきゃいけないというルールがあるわけではありません。
「この野菜は点まき」「この野菜はすじまき」という決めつけでなく、それぞれのまき方の特徴を知っておきましょう。
種まきの方法の特徴を知り、自分で選択できるようになることが大事なのです。
自分で選択できるようになれば、今後種まきのやり方で悩むことはなくなります。
今回の記事を読むことで、種まき方法の特徴を理解し、自分の環境で最適な種まき方法を選択できるようになります。
また、家庭菜園という環境において私が実践している種まき方法も紹介いたします。
種まきの仕方
先にも紹介しましたが、種まきには大きく「点まき」「すじまき」「ばらまき」の３つの方法があります。
まずは３つのまき方のやり方とメリットを紹介していきます。
点まきのやり方とメリット
点まきとは、一定間隔で穴を空けて、穴の中に種をまく方法です。
点まきには以下のようなメリットがあります。
家庭菜園をやっている皆さんは少ない自由な時間でやっている方が多いと思いますので、作業にかける時間は短い方がよいですよね。
そういった意味で間引きが少ないというのは大きなメリットです。
副次的効果として根を傷めないというメリットもあります。
単純に使う種の量も減らせますので節約にもなりますよね
点まきでは１つの穴に複数の種をまくのが通常ですが、発芽率の高い種であれば種は１つでも大丈夫です。
家庭菜園では成長を揃える必要もないので、もし発芽しなければ追加で種まきをすればよいのです。
上記のように点まきはメリットが多く、様々な種類の野菜に適したまき方です。
すじまきのやり方とメリット
すじまきとは、土に溝を作り、溝の中に等間隔で種をまく方法です。
点まきには以下のようなメリットがあります。
すじまきは種をまくのが早く、間引き菜を収穫できるというメリットがあります。
ホウレンソウなどの葉菜類に適していると言われています
ばらまきのやり方とメリット
ばらまきとは、穴は空けずに土の上に均等に種をまく方法です。
ばらまきには以下のようなメリットがあります。
均等にまくのが難しいですがベビーリーフなどあまり大きく育てない葉物野菜では効果を発揮します。
間引き菜を最大限取りたい場合にはオススメです。
一方で嫌光性種子には向いていないです。
状況に応じた種まき方法を選択する
これら種まき方法の特徴を知っていれば、どれを選択するかは自由です。
すじまきが適している野菜でも、間引きをする時間がないという方は点まきをすればよいです。
点まきを薦められていても間引き菜をたくさん楽しみたければ、ばらまきをしたってなんの問題もありません。
ご自身にあった種まきを選択しましょう。
私が実践している種まき
私は半農×半〇の生活を掲げており、時間と労力の削減を重視しております。
最低限の時間で最大限の成果を出すのが理想です。
そんな私が普段よく実践しているのは「点まき」です。
いえ、実は「点まき」をさらに発展させた「千鳥(ちどり)まき」というまき方をしています。
千鳥まきとは、点まきに似ていますが、種をまく穴を２列にして互い違いにまいていく方法です。
千鳥まきは点まきのメリットを生かしつつ、株間を斜めに取ることでまく種の数を増やすことができます。
さらに、１つの穴にまく種の数はなるべく１つにしています。
１つの種からしっかりと発芽すれば間引きは不要になりますし、発芽しなければ追加で種をまきます。
家庭菜園では収穫時期を揃える必要がない場合が多いですし、むしろ多少収穫時期がずれた方が家庭内で消費しやすいというのもあってこの方法をとっています。
誤解のないようにお伝えしておくと、私は「すじまき」や「ばらまき」自体を否定しているわけではありません。
私は今までいろんな野菜を種から育て「点まき」「千鳥まき」以外のまき方も実践しました。
しかし私の家庭菜園の目的や性質を考えると「千鳥まき」のメリットが大きいことに気づいたので、この方法を選択しています。
発芽率が低い野菜(ニンジン等)は私もすじまきをします
まとめ
種まきの方法とそれぞれのメリットは以下の通りです。
私は主に「千鳥まき」で種まきをしていますが、各個人で目的や性質にあった種まきが選択できることが大事です。
ご自身の菜園の目的を考えて、種まきのやり方を選択しましょう
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