家庭菜園は土作りから始まりますが、ご自身の畑の土壌の性質はご存じでしょうか?
他の畑の土と比較でもしない限り土壌性質を知るのは難しいですよね。
でも実は、この記事で紹介する方法を実践すると土壌の性質が簡単に確認できます。
私もこの方法で自分の畑の土壌性質を知り、土壌性質に合った土壌改良・土作りができるようになりました。
この記事では、自分の畑の土壌性質を簡単に診断する方法と性質ごとの土壌改良方法をご紹介します。
記事を読み終えると、土壌性質を知ることができ、栽培に適した土壌作りができるようになります。
土壌性質を知るには土をつまむ?
土壌の性質は水分をどれだけ保持できるかによって、粘土質か砂質かに分類されます。
粘土質が強いほど水分を保持しやすいですが、水はけが悪いです。
逆に砂質が強いと水分を保持しにくく、水はけが良くなります。
この性質を調べるためには、水分を含んだ土を人差し指と親指でつまんで、こねてみましょう。
長細い棒を作るイメージでこねます。
土の棒を細く作れるほど粘土質が強く、棒が作れない場合は砂質が強いです。
鉛筆の太さくらいの棒ができるか少し崩れるくらいがちょうど中間くらいの良質な土だと思ってください。
土壌性質はどちらかにかたむき過ぎていると栽培が難しくなります。
育てられる野菜を増やすためにもできれば土壌改良によって良質な土壌を目指しましょう。
粘土質土壌の改良方法
粘土質の土は水分量が多く、硬くなりますので腐葉土を混ぜて土をフカフカにしてあげます。
もみ殻堆肥なんかもよいですね
土がフカフカになると水はけがよくなります。
水はけの良さは植物の成長を助けますので、粘土質の土壌をお持ちの方はフカフカの土を目指しましょう。
また、粘土質よりの土壌では養分がたまりやすいという性質もありますので、肥料は抑え気味にすることを覚えておきましょう。
砂質土壌の改良方法
砂質土壌の土は保水力が低いため、黒土と堆肥を混ぜて土に粘り気を持たせてあげます。
土に粘り気が出てくると保水力が高まり、同時に養分もたまりやすくなります。
堆肥にはいろんな種類がありますが、オススメは時間をかけて分解するバーク堆肥です。
ただし、毎年同じ堆肥を使用すると養分のバランスが悪くなりますので、栄養バランスの良い鶏糞を加えるのも良いでしょう。
養分はありすぎても良くないんです
生育不良に悩まされたら…
実際に、私は自分の畑の土壌性質を知ることで、土作りで迷うこともなく、収穫量も増やすことに成功しました。
しかし、土壌性質は毎年変化します。
病害虫が多かったり、生育不良に悩まされている場合は土壌のバランスが崩れている可能性があります。
毎年の土壌性質の変化を確認しながら、土壌改良を検討していきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
土壌の性質を知ることで適切な土壌改良が可能になることがおわかりいただけたと思います。
まずはご自身の畑に出て土の湿った部分をつまんでこねてみてください。
それが適切な土作りの第一歩になることでしょう。
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