家庭菜園で種まきが終わった後に起こる問題が「種余る問題」です。
市販の種は1袋に入っている種の数が非常に多く、家庭菜園レベルの畑では種が余ることがほとんどです。
種自体はそこまで高いものではないのですが、なんとなくもったいない感じがしてしまいますよね。
今回はそんな「種余る問題」を少しでも解消する方法を紹介していきます。
無駄なく種を使い、効率的な栽培を行いましょう。
余った種の保存方法
種には有効期限があり、時間が経つにつれて質が悪くなっていきます。
質が悪くなると発芽率が悪くなります。
ですので、余った種は種の質をなるべく落とさずに保存することが重要です。
種の質を落とさずに保存するには、冬の状態を作り出してあげることです。
植物の種の多くは冬の間は寒く暗い土の中で眠っています。
この「寒く」「暗い」状態で保管するのが種の質を落とさないコツです。
そこで最適な環境が冷蔵庫の野菜室です。
気温も低く、冷蔵庫を開けていない時は光も当たらないので種を保存するのには最適です。
また、種は水を与えると芽を出すように湿気に反応して目を覚ましてしまいます。
なので、野菜室で保存する際は瓶などの密閉容器に乾燥材等と一緒に入れておくと、より種の品質を維持できます。
乾燥材がない場合はティッシュペーパーやキッチンペーパーで包んでおくのでもオッケーです。
種を眠らせておくことが重要です
瓶に入れたら何の種かわからなくなる自信があるよ!
わからなくならないよう瓶にはラベルを付けておきましょう!
保存していた種の使い方
長期保存していた種はどんなに保存方法に気を使ったとしても少しずつ質は落ちていきます。
種の質が落ちると発芽率が落ちます。
でもご安心ください。
種の質が落ちても使い方次第で問題なく栽培できます。
通常の発芽率は種袋の裏に書いてあるので確認しましょう。
品種によりますが、だいたい70~90%前後のものが多いです。
長期間保存した場合はこの発芽率よりさらに悪くなっている可能性がありますが、
その発芽率に合わせた個数の種をまけばよいのです。
つまり通常一か所にまく個数を増やしてあげれば、問題なく発芽させることができます。
例えば通常時に一か所に3個の種をまいていた場合は5,6個まく、といった感じです。
発芽率の低さを種の数でカバーしてあげるんだね!
種を余らせない方法
次はそもそも種を余らせない方法です。
これは単純なのですが、種の数が少ないものを購入することです。
先ほども言ったように市販の種に入っている種の数は家庭菜園をするには余るほど多い場合がほとんどです。
なので、多くの人が「種余る問題」に直面するわけですが、中には種の数が少ない商品もあります。
特に珍しい品種の場合は袋に入っている種が少ない場合が多いです。
袋に入っている種が少ないとどうしても種1つ当たりの値段が高くなってしまうのですが、どうせ使えなくなってしまうのであれば、使える分だけの種を購入する方が無駄がないです。
袋に入っている種の数は袋の裏側に書いてあることが多いので購入する際には確認しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
種の保存方法、保存した種の使用方法を覚えておけば「種余る問題」は怖くありませんね。
なるべく種を余らせないようしっかりと菜園計画を立てたうえで種を購入できればベストです。
慣れないうちは必要な個数だけの苗を買うのもオッケーです。
自分に合ったやり方を見つけていきましょう
コメント