↑野菜栽培マニュアル↑
(使い方)
ピーマンの特徴
収穫量が多く、使いたいときに収穫しやすいピーマンは家庭菜園でも人気の野菜です。
シシトウやトウガラシ、パプリカなども基本的な作り方はピーマンと同じなので参考にしてください。
ピーマンはカロテン、ビタミンCを多く含んで栄養価が高い野菜です。
また、ピーマンは種類がとにかく豊富で品種によって色や形、サイズ、食味が異なります。
飽きずに楽しめるので色んな種類を育ててみましょう。
土作りのやり方
ピーマンの土作りは酸度を弱酸性に調整し、堆肥・元肥を施す通常の土作りで問題ありません。
土作りのやり方はこちらの記事を参考にしてください。
苗の植え付けのやり方
ピーマンはタネから育てるのが少し難しく、時間もかかりますので家庭菜園では苗を購入することをオススメします。
春先くらいまでは寒さで傷んでしまう可能性があるため、苗は5月に入ったころに購入すると良いでしょう。
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苗は茎がしっかりしていてなるべくつぼみがついているものを選びましょう
タネから育ててみたい場合は、ポットに直径5cm、深さ2cmくらいの穴を作り、タネを3~4粒まきます。
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1週間ほどで発芽しますが、苗が定植適期になるまでタネまきから2カ月程度かかります。
発芽までは地温を25~30℃に保ち、発芽後に育成しやすい気温は20~30℃です。
定植
苗を植える前に畝立てをしてマルチをはります。
株間は50cmが推奨です。
植え付ける際は、良く根付くようにポットに水をたっぷりやってから定植します。
植え付け後は株が折れないようすぐに仮支柱をして茎を安定させましょう。
ピーマンは寒さに弱いので、苗が根付くまでは寒冷紗などで保温するなど、防寒対策を行いましょう。
花が咲くころに2~3本に枝分かれするので、勢いの良い枝を残し3本仕立てにします。
仕立てた後は下の方のわき芽を取ってしまいましょう。
管理方法
追肥
追肥は3週間に1回行います。
1回にあげる量は10グラム(2,3つまみ)くらいですね。あげすぎなければだいたいで大丈夫です。
病害虫対策
ピーマンにはアブラムシやカメムシなどの害虫がつきます。
ネットを掛けたり、薬剤を散布したり、早めに対策を行いましょう。
また、立枯病にも注意が必要です。立枯病は、高温多湿での発生が多いので、水はけの悪い場所では高畝にして水はけをよくしましょう。
葉にモザイクが現れたり、株全体が萎縮してきたら、それはウイルス病です。
この場合は治す方法はありませんので、他の株に感染しないよう涙を飲んで株を抜き取ってしまいましょう。
1番花をとる
植え付けてから早い段階で花が咲きます。
苗に負担がかかるので、苗がしっかり根付くまでは1番花はさっさと取りましょう。
水やりの仕方
ピーマンの水やりは土が乾燥したタイミングにしましょう。
また、実をつけるまでは水を切らさないようにしましょう。
あとは天候次第!タイミングよく雨が降ったら嬉しいですね。
水やりが重要になりますので、遠隔水やりができると便利です!
遠隔水やりは↓の記事を参考にしてください。
収穫のやり方
花が咲いてから20日くらいで収穫できるようになります。
ピーマンは完熟させると黄色や赤へと色が変わりますが、赤くなるまで着果させておくと株に負担がかかるため、早めに収穫するようにしましょう。
あえてカラーピーマンにしたい場合は色づくまでには開花してから60日前後かかりますので気長に待ちましょう。
また、ピーマンの枝は折れやすいので、ハサミを使って収穫しましょう。
保存方法
ピーマンは収穫後、ポリ袋に入れて冷蔵すれば、約2週間持ちます。水気が付いていると傷みやすいので、水気をしっかりと取ってから袋に入れましょう。
少し手間がかかりますが、1つずつキッチンペーパーにくるんでからポリ袋に入れるとより良い状態で保存できます。
また、下記の方法で冷凍保存もできます。
冷凍保存だと約1か月保存できるので、たくさん収穫した際には冷凍保存も良いですね。
凍ったまま加熱調理すれば良いので大変便利です。
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