【簡単でたくさん収穫!】シソの育て方・栽培方法

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(使い方)

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シソの特徴

シソは品種がたくさんある植物です。

「大葉」は青ジソのことで、赤シソは梅干しの色付けに使用されているものです。

「えごま油」で話題の「エゴマ」もシソの仲間で、エゴマの葉は焼肉を包んで食べたりします。

ビタミンやミネラルが豊富で、シソの葉独特な香りの元にもなるポリフェノールも含まれており、美肌効果や老化防止、抗酸化作用もある美味しく栄養豊富な薬味です。

葉を食べるのはもちろん、間引きした芽や、実、花も食べられます。

間引きした芽は「芽ジソ」と言われ、お刺身の付け合わせや麺類の薬味にピッタリ。

シソの実は佃煮にしたり、花は「花穂ジソ」と呼ばれ、こちらもお刺身のお供にされています。

畑やプランター栽培、室内で水耕栽培することも可能です。

様々な方法で初心者でも簡単に育てられるシソ、是非挑戦してみてください。

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土作りのやり方

プランターの場合は、一般的な野菜用の培養土で良いでしょう。

地植えの場合は、堆肥(たいひ)を入れて耕しておきます。

土壌酸度が酸性に傾いていれば、石灰もまいておきましょう。

堆肥をたっぷりと混ぜ込んでおきましょう。

よく肥えた土壌で育てると、葉が柔らかく食べやすくなり、香りも強く感じられます。

土作りのやり方はこちらの記事を参考にしてください。

種まきのやり方

種を購入すると、かなりたくさんの数が入っています。

たくさん育てて、間引いたら「芽ジソ」を食べてみてください。

まず種をまく前日に種を水に浸しておき、発芽率をよくしましょう。

種まきは1~2cm間隔でばらまき(その名の通り土の上にばらばらとまく方法)をします。

シソの種は好光性種子といって、発芽するのに光が必要な種です。

種をまいたら上からうすく土をかけて優しく水やりをしましょう。

またシソの種はとても小さいので、重ならないように注意しながらまきましょう。

芽が出るまでは約10日ほどです。

発芽まで土が乾かないように、こまめに水やりをしましょう。

発芽までは地温を25~30℃に保ち、発芽後に育成しやすい気温は20~30℃です。

しょちお
しょちお

シソは寒さに弱く、暑さには比較的強い植物です。

家庭菜園の場合は、2~3株あればおそらくたくさんの大葉が収穫できますので、苗を購入して苗から挑戦しても良いと思います。

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間引き(芽ジソの収穫)

双葉が開いたら、3~4cm間隔に間引きます。

このときに間引いた物を「芽ジソ」として食べることができます。

間引き方法はハサミで切る方法をオススメします。

土のつかないハサミで切る方法は洗うのが簡単ですし、手で抜いて間引くと残したい双葉まで抜いてしまう恐れがあります。

本葉(双葉の次に出る葉)が3~4枚になったら2回目の間引きを行います。

この間引き菜も食べられますのでサラダなどに使ってみてください。

定植

ポットなどから植え替える場合は、本葉が4~5枚になったころが定植適期です。

植え替える前に、苗と植える穴にたっぷり水やりをします。

そしてやさしく植え替えましょう。

根つくまで1週間ほどはたっぷり水やりをしましょう。

しょちお
しょちお

乾燥するとしおれて枯れてしまう恐れがあるので気を付けましょう。

管理方法

日当たり

シソは半日陰が良いと言われています。

日当たりが良いとぐんぐん育ちますが、葉っぱは厚く硬くなってしまいます。

葉を食べることを考えると、半日陰の方が柔らかく食べやすい葉っぱに育ちます。

プランター栽培の場合は、日の当たりすぎない場所に移動すると良いでしょう。

地植えの場合、建物の陰になるようなところに植えると良いですね。

追肥

追肥は畑に植え付けて2週間くらいたったら行います。

肥料を株元にまき、土と混ざるよう軽く耕します。

しょちお
しょちお

1回にあげる量は5グラム(1,2つまみ)くらいですね。あげすぎなければだいたいで大丈夫です。

その後は特に追肥をしなくても育っていきます。

長く収穫を楽しみたいなら、月に一度追肥しても良いと思います。

病害虫対策

ヨトウムシやバッタが葉を食べてしまったり、アブラムシ、ハダニなども発生します。

対策は、葉につく虫を水で洗い流したり、大きな害虫は手で駆除しましょう。

虫が発生する前にネットを張るのも良いと思います。

シソは日光に当たりすぎると葉が硬くなるので、ネットは日よけ対策にもなります

また、害虫被害にあう前にどんどん収穫してしまうのも一つの手です。

赤ジソには虫がつきにくいと言われていますが、虫がついてしまう場合もあるのでよく観察しましょう。

病害は、斑点病、さび病などがあります。

病気になった場合は、症状の出ている部分を切り取り、菌が残らないように畑の外に持ち出して処分しましょう。

敵芯

敵芯とは、野菜の茎の先をカットして、わき芽の生長を促すことを言います。

シソは収穫しながら敵芯していきましょう。

シソの背丈が30cmくらいになったら頂上の葉を敵芯(収穫)します。

そうするとわき芽が伸びてきて、葉をたくさん収穫できるようになります。

収穫の際は香りを保つために葉を手で触らないようにしましょう。

花穂が出ると株が老化し、葉が固くなり、香りも落ちて食べにくくなってしまうので、こちらも敵芯しましょう。

とった花穂も食べられるので食卓の彩りにしてみてください。

水やりの仕方

シソは乾燥が苦手なので水を切らさないことがコツです。

土が乾燥したらしっかり水やりしましょう。

ハダニ防止のために、葉っぱにも水がかかるように水やりをすると良いでしょう。

できれば葉っぱの裏にも水をかけるとより効果がありますよ。

しょちお
しょちお

水やりが重要になりますので、遠隔水やりができると便利です!
遠隔水やりは↓の記事を参考にしてください。

収穫のやり方

青シソ(大葉)は、大きくなった葉からハサミで収穫していきましょう。

赤シソは、背丈が50cmくらいになったら、側枝を2本残して主軸を枝ごと収穫します。

収穫後に追肥をしておくと側枝が茂ってくるので、しばらくしたらまた収穫することができます。

花穂シソの収穫

夏の終わりごろ、シソに花芽がつきます。

花がつくと、葉は硬くなってしまいますので、大葉を長く収穫したい場合、花芽はできるだけ小さいうちに摘み取ってしまいましょう。

「花穂シソ」として収穫する場合は、穂の半分くらいが開花した頃に摘み取ります。

食卓の彩りに使用したり、刺身のつまや、天ぷらとして食べることができます。

シソの実の収穫

穂の下の方に咲いていた花が落ち、穂の先1、2輪花が残っているころに穂シソ(シソの実)を収穫します。

シソの実は若すぎるとプチプチ感が足りず、逆に熟しすぎると硬くなってしまいます。

穂の中の実を食べてみて、プチプチした食感があれば収穫時期です。

収穫後は水洗いし、穂をしごいて実を取ります。

鍋に湯を沸かし、塩を少々入れ、さっと湯がいて水気を取れば、簡単に汚れも落ちてあく抜きもできますよ。

シソの実は佃煮やしょうゆ漬けにするととってもおいしいです。

保存方法

収穫した大葉は、冷蔵保存であれば2~3週間は日持ちします。

水を少し入れたビンに、軸を下にして大葉を入れて、ラップをして冷蔵庫の野菜室で保存します。

葉が水にふれていると傷みやすくなるので注意しましょう。

この方法の場合、3日に一度水を取り替えます

ビンがない場合は、キッチンペーパーに包み、ペーパーごと水につけて湿らせ、ビニール袋や密閉容器に入れて保存しましょう

また、大葉をざく切りまたはみじん切りにして冷凍保存すれば、1~2か月もたせることができます。

こちらはそのまま使えるのでパスタに入れたりする際に便利です。

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