2022年の梅雨は平年より早く明けました。
関東地方では平年より22日早い梅雨明けで、6月の後半は真夏のような暑さです。
また梅雨の期間も短く、6月の降水量が平年よりかなり少なくなりました。
この異常ともいえるほど早く、そして短い梅雨でしたが、畑にはどのような影響があるのでしょうか。
今回は梅雨が早く終わった時の影響と注意点を紹介していきます。
降水量が少ないことの野菜への影響は種類による?
梅雨が短く、降水量が少ないことによって育ている野菜にはどのような影響を及ぼすのでしょうか。
これは野菜の特性によって変わってきます。
野菜は種類によって土壌水分が多い環境を好む野菜と少ない環境を好む野菜があります。
土壌水分が多い環境を好む野菜にとっては、梅雨明けが早く降水量が少ない場合は成長する環境が整わなくなってしまう可能性があります。
例えばキュウリ、ピーマン、ナス、エダマメ、オクラなどが水分を好む野菜として挙げられます。
これらの野菜を育てている場合は、降水量が少ない分多めに水やりをすることでカバーしましょう。
土壌水分が少ない環境を好む野菜は水まきについて強く意識することはないので通常と同じように土が乾燥したら水まきをする程度にしましょう。
例えばジャガイモ、カボチャ、トマト、ミニトマトなどが乾燥を好む野菜として挙げられます。
野菜の特性に合った対応が必要ですね
急な真夏日による影響
梅雨が早く明けるということは夏が早くやってくるということです。
夏の対策ができていないと野菜が弱ったり病気になったりしてしまいます。
早々に夏の対策をしましょう。
夏対策:日焼け防止
まずは日焼け対策です。
日差しが強くなると葉っぱに葉焼け(葉の変色)を引き起こしたり、トマトなどの実が日焼けしてしまい、実がブヨブヨになってしまうリスクがあります。
対策としては遮光ネットが有効です。
日中は遮光ネットで日差しを和らげ、夕方になったら外して日光を浴びさせる、など日差しを管理しましょう。
夏対策:地温を抑える
気温が高く、日差しが強くなると地温も高くなります。
地表が乾燥し固くなってしまい、また地温が高すぎると根っこの生育にも悪影響です。
地温を抑えるため敷き藁などで対策をしましょう。
敷き藁は泥跳ねの抑制にもつながるのでオススメです。
熱中症にはくれぐれも注意!
最後は野菜への影響ではないのですが、急な猛暑の中での畑作業は熱中症のリスクが非常に高いです。
野菜への対策も大事ですが、作業をする自分への対策をしっかりとしましょう。
帽子は首筋まで覆ってくれるタイプがオススメです
まとめ
自然を相手にする家庭菜園においては、様々な状況に合わせた対処が必要になります。
急な梅雨明けにも慌てることなく、しっかりと対策をし、野菜も自分も健康的な家庭菜園を目指しましょう。
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