↑野菜栽培マニュアル↑
(使い方)
エダマメの特徴
エダマメは手軽に食べることができて栄養価も高い野菜です。
エダマメとは、ダイズを未成熟で青いうちに収穫したもののことで、エダマメという植物が存在するわけではありません。
品種として成熟させて大豆として収穫するのに適したもの、未成熟時にエダマメとして収穫するのに適したものがあります。
エダマメにはさまざまな品種があり、各品種には「早晩性」があります。
早晩性とは、作物の開花や収穫に至るまでの栽培期間の長さを基準とした性質のことです。
開花や収穫に早く達するものから極早生(ごくわせ)、早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)に分けられます。
初心者の方へのおすすめは、栽培期間が短い早生種ですが、極早生から晩生種をうまく組み合わせ、数回に分けて栽培すると長く楽しむこともできます。
比較的作りやすいため、家庭菜園でも人気です。
エダマメは鳥は虫にも人気ですので、とにかく守りの栽培を意識しましょう。
種まきのやり方
タネまきは、直まきとポット(6~9cm)まきいずれも、直径4~5cm、深さ2cmくらいの穴を作り、3~4粒まきます。
エダマメは嫌光性種子ですので種が見えなくなるように覆土をします。
エダマメは土をかぶせて種を見えなくしても鳥に食べられてしまうので、発芽までは不織布でガードしておきましょう。
発芽までは地温を25~30℃に保ち、発芽後に育成しやすい気温は20~30℃です。
直まきでは子葉が開き始めた時に間引いて2本で育てます。
土作りのやり方
エダマメの根っこの特徴として、根粒菌(こんりゅうきん)というバクテリアの一種が住みついています。
この根粒菌はなんと空気中の窒素を株に送り込んでくれるのです。
土にも窒素を供給してくれるためでエダマメはコンパニオンプランツとしても超有能です。
トウモロコシを育てている方はぜひ近くにエダマメを植えてみましょう。
酸度は弱酸性に調整するようにしましょう。
土作りのやり方はこちらの記事を参考にしてください。
ポットまきの場合、 初生葉が展開したら(タネまき後10~15日)植え付けをしましょう。
株間は20cmが推奨です
エダマメはカメムシに汁を吸われやすいのでトンネルで物理的に守ってあげることをオススメします。
また、花が咲き、莢(さや)が育つころにはマメシンクイガという虫も卵を産み付けにやってきます。
マメシンクイガの幼虫は卵からかえった後に莢の中に食入して育つため、気づかないこともあるので、早い時期からトンネルを作っておきましょう。
管理方法
追肥
基本的に追肥は必要ありません。
葉が黄化したり生育の悪い時は1株に付き10グラムくらいの化成肥料を追肥しましょう。
10グラムはだいたい2,3つまみくらいですね。あげすぎないように気をつけましょう
生育がよい場合は追肥する必要はありません。
その後、花が咲くタイミングで追肥と土寄せをします。
土寄せ
株のまわりを軽く耕し、株元に土を寄せる作業(土寄せ)を2~3回行います。
最後の土寄せは開花が始まる頃までに終わらせます。
土が乾く時はマルチや敷きワラし、しっかり水やりをしましょう。
土寄せ方法は通路などからクワ等で土をすくい、株元にかけるだけです。
水やりの仕方
エダマメの水やりは土が乾燥したらたっぷりあげましょう。
また、花が咲いたら水を切らさないようにしましょう。
花が咲いて実が育つ間に水切れを起こすと、株は大きく育っているのに莢が付かず、エダマメの実がならない状態になってしまいますので、水やりを忘れないようにしましょう。
あとは天候次第!タイミングよく雨が降ったら嬉しいですね。
水やりが重要になりますので、遠隔水やりができると便利です!
遠隔水やりは↓の記事を参考にしてください。
収穫のやり方
株ごと引き抜く
株の中央部のさやがふくらんで、実がかたくならない程度の株を、株ごと引き抜いて収穫します。
莢が黄色くなり始めると実がかたくなり、風味がなくなります。
収穫したらすぐゆでる
エダマメは収穫後、鮮度が急速に低下します。
生のまま保存することも可能ですが、できるだけ早くゆでて美味しくいただきましょう。
保存方法
枝豆は収穫後からどんどん風味が落ちていきます。そのため、すぐに食べない場合は、まとめて冷凍しておきましょう。
もっとも美味しさをキープできるのは、ゆでずに「生のまま」冷凍する方法です。
あらかじめ塩揉みしておくことで、きれいな緑色も保てます。
直後であれば、そのまま冷凍保存も可能です。この方法で1か月保存可能です。
ゆでてから冷凍保存をする方法もあります。こちらはレンジで解凍して手軽に食べられます。
解凍する際は枝豆300gの場合は電子レンジ(600W)で約4分間、100gは約1分半加熱して解凍します。
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