ジャガイモ栽培において3月にやるべきことはなんでしょうか。
3月になったらいよいよ本格的にジャガイモ栽培を開始します。
最初の管理で軌道に乗れば、ジャガイモ栽培は難しくありません。
3月に行う植付けから管理の注意点をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
2月の作業がまだの場合はまずはこちらの記事をご覧ください。
多少の遅れは気にしなくて大丈夫です
畝を立てよう
まずは畝を準備しましょう。
ジャガイモは健康に成長するのに日当たりが必要です。
なるべく日当たりのいい場所に畝を立てましょう。
また、ジャガイモは水はけが悪いと種イモが腐ってしまうことがあるので、畝は高くしましょう。
粘土質土壌の場合は特に注意です。
16センチ~20センチくらいの高さの畝を立てましょう。
植付けをしよう
畝の準備ができたらマルチを張る前に種イモを植え付けをしていきましょう。
種イモを切って植えることをオススメしているサイトもありますが、私はオススメしません。
理由は▼こちらに書いていますのでご覧ください。
もし種イモを切る必要がある場合は大きな芽をそれぞれに残すように半分に切ります。
種イモを切った断面が湿ったまま植えると種イモが腐りやすいので、断面を2,3日乾燥させてから植えましょう。
また、断面に草木灰をまぶすのは腐敗が増すのでやめましょう。
草木灰を切り口にまぶすということが昔は行われていましたが、かえって切り口の癒傷経過(キュアリング処理といいます)を遅くし、腐敗を増すことがわかっています。
https://www.jrt.gr.jp/q_a/potatoqa_hai/ ( 日本いも類研究会 )
植える時は畝に10センチほどの穴を掘って植えつけましょう。
逆さ植えをすると良いという情報もありますが、科学的根拠はないので普通に植えましょう。
株間は30センチほど空けましょう。
黒マルチを張ろう
遅霜から守るために黒マルチは必要になります。
霜がなくても地温を上げる効果があるので、断然オススメです。
また、ジャガイモは芋が日に当たると緑化してしまいます。
黒マルチは緑化を防ぐ効果もあります。
ジャガイモの芽はどこから出てくるかが予想しにくいので、種イモを植えつけた後に黒マルチを張りましょう。
これじゃあ芽が出たかわからないよ
大丈夫だから安心して!
ジャガイモの芽が成長してくると黒マルチを押し上げてきますので、小さく出っ張っている部分に穴を空けて芽を出してあげましょう。
こうすることで、黒マルチに余計な穴を空けずに済みます。
(おまけ)早く育ってきたら芽かきをしよう
3月中はまだ苗が小さいかもしれませんが、10センチくらいまで育ってきたら芽かきをしましょう。
元気な芽を2本残してそれ以外の小さい芽は摘み取ります。
まだ大きく育っていない場合は無理に3月中にやる必要はありません。
基本的に芽かきは4月に入ってからと思っておきましょう。
私も芽かきはいつも4月に入ってからです
4月を待ちましょう。
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