6月に入って冷え込む日がなくなってくるとスイカの成長スピードは上がってきます。
この記事では6月のスイカ栽培でやるべきことを紹介します。
夏の収穫に向けてしっかりと栽培管理をしていきましょう。
摘芯をしよう
摘芯がまだの場合は頃合いをみて摘芯を行いましょう。
スイカは子づるを伸ばして育てますので、親づるの本葉が6枚くらいになったタイミングで摘芯を行います。
親づるを摘芯すると、子づるの成長が促されます。
子づるが成長したら生育の良い4本を残し、あとは摘み取ります。
雨対策をする
梅雨に入ると雨が多くなり、水まきの頻度は少なくてよいかと思いますが、雨による泥跳ね対策をしておきましょう。
跳ねた泥が葉っぱに付着すると病気の原因になります。
畑の泥が跳ねないよう敷き藁をするなどして対策を行いましょう。
花が咲いたら授粉させる
子づるには7~8節ころから雌花が5~6節おきにつきます。
着果を確実にするため、雌花が咲いたら、午前10時までに丁寧に人工授粉をしておきます。
小玉スイカの雌花は小型なので、交配作業は丁寧におこないます。
果実表面の毛を傷つけると着果しない場合もあるので注意しましょう。
作業後、人工授粉した日付をラベルに書いておきます。
収穫の目安になります。(授粉から45日~50日。小玉は35~40日。)
水やりと追肥
梅雨時は雨が多いので水はあまりあげなくても大丈夫です。
土が乾いたらたっぷりあげましょう。
追肥はつるが50cm伸びた頃に1回目、結実した後スイカが野球ボール大になったころに2回目を与えます。
追肥の注意点は株元ではなくつるの先あたりの土に肥料をまくことです。
これはつるが伸びた長さにまで根っこも成長しているためです。
肥料が多すぎるとつるぼけしてしまいますので、1株あたりに1握り以内にしておきましょう。
虫対策
キュウリと同じくウリ科のスイカはウリハムシがやってきます。
株に近づくとオレンジ色の羽の虫が飛び去ると思いますが、それがウリハムシです。
ウリハムシはスイカの葉っぱに穴を空けてしまうので、見つけ次第駆除しましょう。
ウリハムシは素早くなく、飛ぶのも比較的遅いので退治するのはそこまで難しくありません。
まとめ
夏の収穫に向けて6月は大きく成長する期間になります。
実が大きいスイカは収穫の喜びも大きいです。
夏にみずみずしいスイカが収穫できるようしっかりと管理をしましょう。
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