ジャガイモは2月になればの栽培を開始できます。
ジャガイモはもっとも育てやすい野菜の1つで初心者でもそれほど難しくなく、収穫もたくさんできるのでオススメです。
ジャガイモ栽培においてスタートとなる2月にやることをまとめましたので、ぜひご覧になってください。
2月にしっかりとした準備をして、7月にはたくさんの収穫を楽しみましょう
種イモを手に入れよう
2月になるとホームセンターに種イモが並びます。
ジャガイモは色んな種類がありますが、好きな品種を選びましょう。
王道の品種は、男爵・メークイン・キタアカリです。
迷ったらこのあたりを選んでおけば間違いないでしょう。
また、種イモは種イモ専用で作られたジャガイモです。
スーパーで売っているジャガイモを植えてしまうと病気になりやすかったりしますので、必ず種イモを買いましょう。
芽出しをしよう
種イモが用意出来たら「芽出し」を行いましょう。
芽出しとは、種イモを土に植える前に芽を出して早い成長を促す方法です。
芽が出ていないうちに土に植えると土から芽が出るのに時間を要します。
たまに芽が出ない種イモもありますので、そういったこと不良の種イモを植えることも防げます。
また、2月はまだ寒いのでジャガイモの新芽が霜に当たると株が弱ってしまいます。
芽出しのやり方は簡単です。
「光があるところ、雨があたらない場所に広げて置く」
これだけです。
「ひっくり返しながら全体に光が当たるようにしましょう」という情報もありますが、気が向いたらで大丈夫です。
台所にジャガイモを置いておいたら芽が出ちゃった、なんてことよく聞きますよね?
ジャガイモは放置しておけば芽は出ます。
難しいことは考えずにいきましょう
ジャガイモに適した土作りをしよう
ジャガイモを育てるのに適した土壌酸度は弱酸性です。
pHでいうとpH5.3~pH6.0あたりが良いと言われています。
酸性雨の影響で土壌は酸性に偏りがちですので酸度調整は行いましょう。
ただし、アルカリ性に偏り過ぎるとそうか病という病気の原因となります。
土壌の酸度がわからない場合は酸度計で計りましょう。
また、ジャガイモは水はけの良い土壌を好みますので、粘土質の土壌の場合は土壌改良をするか高畝を立てるようにしましょう。
霜が降りなくなったら植えてもOK
2月だとまだ寒く、朝方は畑に霜が降りることもあるでしょう。
2月後半で暖かくなってきて、霜が降りなくなったら種イモを植えつけても大丈夫です。
ただし遅霜の可能性もあるので、植える場合は黒マルチを敷くことで霜を防ぎましょう。
地温を上げる効果もあるのでオススメです。
黒マルチは穴を空けず、植えた種イモを覆ってしまう形で大丈夫です。
芽が黒マルチを持ち上げてから穴をあけましょう。
種イモを切って植えることをオススメしているサイトもありますが、私はオススメしません。
理由は▼こちらに書いていますのでご覧ください。
もし種イモを切る必要がある場合は大きな芽がそれぞれの面にいくように切ることです。
切った後は断面が湿った状態なので、このまま植えると種イモが腐りやすくなります。
そのため、断面を上にして2,3日乾燥させてから植えつけましょう。
また、断面に草木灰をまぶすのは腐敗が増すのでやめましょう。
草木灰を切り口にまぶすということが昔は行われていましたが、かえって切り口の癒傷経過(キュアリング処理といいます)を遅くし、腐敗を増すことがわかっています。
https://www.jrt.gr.jp/q_a/potatoqa_hai/ ( 日本いも類研究会 )
植え付けは10センチくらい穴を掘って植えつけましょう。
逆さ植えをすると良いという情報もありますが、科学的根拠はないので普通に植えましょう。
寒さが心配な場合は暖かくなるまで待つ
種イモの芽出し、土壌の準備ができて寒さが心配な場合は暖かくなるのを待ちましょう。
具体的には霜が降りなくなるまで待ちます。
3月になれば暖かくなり種イモも植えやすくなります。
3月を心待ちにしましょう
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